夏休み自由研究スペシャル 子供の科学がキミにぴったりの自由研究をおしえるよ!

実験したい!

サイエンスマジック 山村紳一郎

自由研究ノートのつくり方

1 思いつく言葉で自由に書くべし

「まとめる」といっても、本やネットで調べたことを書き出しても、あまり意味はない。マジックを通じてキミ自身が「何を考え」「どうやって」「何がわかったか」を書き留めるべきだ。だから、調べたことはさておき、自分の考えた言葉でどんどん書いていこう。

サイエンスマジック、楽しんでくれたかな? これらはマジックとはいえ、立派な科学実験なんだ。せっかく試したのだから、その実験結果をノートにまとめておこう。そうすれば、楽しいサイエンスマジックがすてきな自由研究に変身するゾ。ここでは実験ノートにまとめるための極意を伝授しよう。

2 4つのポイントをおさえるべし

1. 『やったこと』を大まかに記録する

「まとめる」といっても、本やネットで調べたことを書き出しても、あまり意味はない。マジックを通じてキミ自身が「何を考え」「どうやって」「何がわかったか」を書き留めるべきだ。だから、調べたことはさておき、自分の考えた言葉でどんどん書いていこう。

2. やったことについて"どうなったか"『調べたことの結果』を書く

これは、か条書きやグラフにして簡潔にまとめるといい。調べたことと結果だけを、できるだけ正確に記録するんだ。

3. 以上から『わかったこと』を書く

「オキシドールが多いと変化がはやい」とか、「ビタミンCを入れすぎると変化しない」といったこと。結果をさらにまとめる…と考えておけばいい。

4. 『感じたこと』を書く

これは結果を見ての感想でもいいし、実験しているときに思ったこと、感動したこと、発見したことなど、何でも書きとめておくんだ。あと、参考にした本やホームページがあれば、挙げておくと後で調べるときにも便利だ。

3 1回で終わらせず、2回、3回と続けるべし

たったこれだけのことだけど、続けているとすごい記録になる。だから、自分だけの実験ノートを1冊用意しておこう。実験やサイエンスマジックを試すたびに記録していけば、このノートが一生の宝物になること間違いなし。それに、記録したことを模造紙などにまとめ直せば、自由研究の対策もバッチリ…というわけだ。

まとめ方の見本

「水の色を変えるハンドパワー」マジックを例に、実験ノートにまとめてみたゾ。
ノートに必要なポイントを紹介しよう。

色変わり色水の研究

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